花火の思い出はといえば、アリを探し回ってはかたっぱしから火花で焼いていくという、今となっては鬼畜の所業としか思えない行為を、しかし実に無心に行っていたものだった。もうひたすら、夜の暗闇にアリを追いかけ回しては見つけたはしから花火の炎を注い…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。