君のスケッチ帖

いたいけな中年がマンガを描いたり本を読んだりするブログ。

下書きは続くよどこまでも

 都合三枚目の描きなおし。


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 描いては駄目だしの繰り返し。今日のこの一枚もこうしてあらためて画像で確認してみると不出来な部分が見えてくる。膝下をもっとグッと引き寄せるといいかもしれない。頭の位置ももう少し膝側に下げて。パースを効かせるつもりで大きく描いた靴も、少々やり過ぎだったかもしれない。かたわらの人物の顔はもう少し大きく。等々。
 客観的にはどう見えるかわからないけど、本人なりに、描くごとに正解に近づいているような感触は確かにあって、だから描きなおしが苦になるなんてことは全然ない。むしろ嬉しいくらいな気持ちだ。失敗したからってそれまでに得た経験値がゼロになってしまうわけじゃないから、やりごたえがあってひじょうに楽しい。セオリーが確立していないから描くごとに紙の上に(微細だけど)新しい異なるイメージが現れてくれておもしろくもある。昨日より今日、今日より明日。ということで、また新たな手直しが始まるわけである。