ヒューマン・ネイチャー
今日も模写を2枚。
次男ピーター役のエイドリアン・ブロディという役者さんの鼻がとても特徴的だ。まるでピラミッドみたいな具合に切り立ったような立派な稜線がすごい。ディス・イズ・欧米人という鼻。ステルス戦闘機みたいでかっこいい。
モニタに大写しで捉えられる顔を絵を描くためにまじまじと眺めていると、まるでどこかの風景を見ているかのような気分になる。
瞳は眼球というくらいで、ほんとうにカーブする道みたいな軌道を描いて、こちらからは見えない影の向こう側へとその輪郭がすっと消えていく。額は険しい絶壁みたいで、登り甲斐のありそうな傾斜をなして頭の部分をぐるっと囲んでる。まぶたは眼窩のひさしの下で造山活動の結果のような柔らかく複雑な褶曲の痕跡みたいに見えるし、口元や頬の表面はなだらかだったり起伏にとんだりもする丘の連なりみたいな感じだ。
見れば見るほど、ひとの顔はおもしろいなあ。うまくなりたい。