君のスケッチ帖

いたいけな中年がマンガを描いたり本を読んだりするブログ。

へのへのもへじ

 終日雨。


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 ひとの顔はどこから手をつけると描きやすいんだろうか?
 そんなものは描くひとそれぞれなんだろうけど、個人的には、まず輪郭になる額の線から手をつけるとそのあとの流れがスッと決まるという感じがする。額を描いてそのあとは、眼窩の縁と眉間の鼻梁が始まるあたりを決めていくのが、今のところの定番の手順になっている。理由はわからないけどそういうことになってる。そのあとはもう、どちらかの瞳なり、頬の線なりで、あまり決まってないんだけど、ともかく、まずは額の傾きを決めてしまうのがいちばん描きやすく感じる順序になってる。
 しぜんと額の線から描くことになってるから、額というよりそれが頭部の輪郭になるような正面から見たひとの顔の場合は、なんとなく描きづらく感じてしまう。ムズムズして、シャーペンをおろす位置がなかなか決まらない。落ち着かない。「へのへのもへじ」ならぬ、「じへのへのもへ」って感じだ。語呂が悪すぎる。
 ……どういう生理が働いているものか、自分でもよくわからないけど、どうもそういうことになっている。