君のスケッチ帖

いたいけな中年がマンガを描いたり本を読んだりするブログ。

福笑い失敗みたいな顔

 ちょっとためしにダージリン急行を題材にしたイラストの下絵を描き始めてみた。


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 あいかわらずパースで手間取ってる。……のは通常営業だから良しとして(良くない)、右端に座らせたい次男役のエイドリアン・ブロディの顔がうまく描けずに難儀している(画像は恥ずかしいからあえてカットしてる)。
 三人のなかでもっとも特徴的な顔立ちだし、かんたんにいけるかと高をくくってここまであまり練習をしてこなかったんだけど、実は鬼門は彼にあったみたいだ。何がまずいのかまったく理由がわからず、描いても描いてもちっともそれらしく決まらない。
 ピーター・フォークの場合もそうなんだけど、ぶっちゃけ似顔絵をうまく描こうという気は最初からあまりなくて、気持ちよく線が引ける顔になればそれでokくらいのゆるい感じで描いてるわけで、実地でいつも想定しているラインとしては、マンガのコマ割りのなかで自由に動かせる範囲ギリギリでリアルっぽい志向を目指す、という感じなんだけど、今回は(も)うまくいかない。
 優雅な顔立ちをしたひとのはずなんだけど、どこかで引く線を決定的に間違えてるわけで、描けば描くほど変態おじさんみたいないやらしい顔つきになってしまう。おもしろい顔つきになってしまう。描いてるこっちはぜんぜんおもしろくないよ。参ったなあ。けどギブアップするにはまだまだ早すぎる。