君のスケッチ帖

いたいけな中年がマンガを描いたり本を読んだりするブログ。

定規をクルクルさせるだけのかんたんなお仕事(かんたんとは言っていない)

 あいもかわらず下書き中。ほとんど進捗なし。


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 目見当で取ったパースが盛大にくるっていたのでそこを手直ししたのと、かばんをちょっと描き加えて、あとは細部を少しだけ入れておわり。壁紙や床天井の模様は今日も絶賛保留中。

 ……今日は黒田硫黄さんの「セクシーボイスアンドロボ」を久しぶりに読み返したりした。筆でザクザクと描かれていく大胆でたくましい線を見ていると自分の絵の小心翼翼としているさまを痛感する。これは真似したくても到底できっこない線の引き方だと感じるし、溜め息をついて見入るしかないような桁外れな格の違いを感じる線だ。凄いものである。主人公の女の子(ニコ)の顔のアップを1ページつかって描きだす印象的なシーンがあるけど、これなんかも凄い。目にした瞬間ドキッと胸をつかれるような強い絵だ。そういえば、「大日本天狗党絵詞」のラスト3ページの、バストアップでシノブを捉えるシーンとかもめちゃくちゃ印象的だった。そろそろ黒田さんの新作読みたいなあ。