大地母神ファーファ(柔軟剤仕上げ)

　砂まじりの岩がちな地面、のつもり。これはさすがにくどすぎるか。

　足もとの地面なんて今までまともに描いたことがなくてどう処理していいものやら困った。肝力のなさが余白の少なさに現れたと思う。白い部分が残るのが怖くて無理くり線で埋めていってる感じ。少し線を整理したほうがいいんだろう。
　ただ、雲と同じで、岩を描くのはとても楽しい。イメージのなかの細部を見つめようとしてぐっと集中するから近視眼的になり、ふと気づくと、１メートル範囲の足もとを描いているのか望遠で捉えた山の連なりを描いているのか分からなくなってしまっていることがあった。線の過剰はそんなところからもきていたと思う。もっと頻繁に紙面から距離をおいて、今描いているディテールの全体を俯瞰するタイミングをとったほうがいいのかもしれない。夢中になることと冷静になることの適切な切り換え、みたいな。
　それはそうと、見るたびにお弁当箱みたいなハンマーの格好が気になる。これはそのうち描きなおし。